血糖値を下げる ホルモン=インスリン
血糖値を上げるホルモン=グルカゴン、アドネラリン、成長ホルモン、コルチゾール
- 血糖値が約80 mg/dLを下回る →インスリンの分泌が極端に低下する。
- 約65-70 mg/dLに低下→グルカゴン、アドネラリンが大量に放出され始める。
- 約60-65 mg/dLに低下→成長ホルモンが放出される。
- 最後に60 mg/dL以下に低下→コルチゾールの分泌が亢進する。
コルチゾールはストレスから身を守るため分泌されるホルモン。
枯渇した糖質=グルコースを補うために、筋肉を破壊してエネルギー源にします。
ここで、最近、話題のケトジェニックダイエットの理解が必要になります。
グルコースが、いよいよ枯渇すると、脂肪酸をエネルギーに変えます。
脂肪燃焼は早まるが、筋肉が破壊されるというジレンマが生まれるというのが今までの定説。
ところが、低糖質に慣れ、ケトジェニックな体質になっていると、脂肪を分解される過程で生み出されるケトン体が、糖質の代わりに脳のエネルギーになります。
適切なたんぱく質と脂質を摂取していれば、低糖質による筋破壊は大きくないという説がケトジェニックダイエットの基本です。
さらに、低糖質を保つことで、インスリンの分泌がおさえられ、脂肪燃焼速度がますだけではなく、成長ホルモンなどの筋発達に役立つホルモンが分泌されるといわれています。
私の、今の考えてとしては、まず、低糖質に向いた体質がどうかを確認することが必要になります。
低糖質がつらいと思うなら、最小限の炭水化物を摂取する低カリリーダイエットを実践すればいいだけです。
ただ、糖質を減らしても、筋肉の破壊は、簡単に起こらないということは知っておくべきことです。
ケトジェニックダイエットの場合、一日の炭水化物摂取は50㎏=200kcal以下に抑えるべきだと言われています。