守備の優位性

徒然日記

モロッコの首都はラバト。

人口65万人。

ラバト・サレ空軍基地から、1960年代に、米軍撤収。

 

モロッコは、かつての宗主国 スペイン、ポルトガルをあいつで撃破。

準決勝は、これもかつての宗主国であるフランスとの対戦。

 

あらゆるスポーツで、攻撃よりも守備の方が高い運動能力が必要だと言われています。

主導権は攻撃側にあるので、それにリアクションをしなければいけない守備側にはデスアドバンテージがあるから、その説は正しいと思います。

 

 

 

さらに、あらゆるスポーツで、時代とともに、守備が有利になる時期と攻撃有利になる時期があります。

 

その格差が大きくなりすぎると、ルール改正という裏技が発動されます。

 

今大会では、ボールを奪うテクニックが上がり、守備有利になってる感があります。

攻撃を分析する能力があがり、それに対応するテクニックの習得ができるようになったのが原因のひとつでしょう。

それと、相手にスペースを与えない組織的な守りという戦術の確立。

コンパクトな守備陣形をつくり、そこで数的有利を作り出し、ボールを奪う。

そこを打破できる攻撃側の個の力が、今後、生まれるかもしれませんが、現段階では難しいの現状です。

スポーツにおける、守備と攻撃の戦術は、弁証法的に互いのレベルをあげていくものです。

今大会では、若干、守備有利の時代に入った感があります。

 

 

 

相手がボールを奪った瞬間に、プレスをかけショートカウンターからの得点。

これが、今大会では、非常に有効な戦術になっています。

味方がボールを奪われる瞬間は予測できるから、複数の選手が、その瞬間にプレスをかける。

そんなシーンを多く目にします。

 

もしかしたら、故意にボールを奪われて、そこにプレスをかけるトラップを実践してるチームもあるのかもしれません。

 

モロッコ対ポルトガル。

モロッコの徹底した守備が、38歳 クリスチアーノロナウドの夢を打ち砕きました。

 

次は、23歳エムバペ。

エースを封じる戦略をとってくるであろうモロッコ。

そこを上回る個をみせれるのか?

周りの選手が、モロッコの戦術を逆手にとって、エースを助ける動きができるのか?

 

厳しい戦いは続きます。